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★あらすじ
20世紀最初の日「世紀の子」デービッド・キャムデンは、イギリスの伯爵家の長男として、トーキョーで生を受けた。 「世紀の子」である彼は、生まれながらに純白の髪を持ち、様々な超能力を持っていた。 しかし子供自体の彼は、武道と友達との少年らしい遊びに夢中な、ごく普通の少年であった。 が、時代は世界戦争へと急速に進んでいた。各国の王族や政治家・思想家や運動家が何人も暗殺された。しかも世界の秩序を保とうと努力している者たちばかりが。 外交官であるデービッドの父ジョフリーは、それらの訃報に接するたびに、鬱に陥るようになった。その激しい落胆の理由は、外交官として世界情勢を憂いているばかりではなく、彼が子供時代に経験したある恐ろしい事件が原因のようだった。 そして、ある日、キャムデン一家は一家揃っての外出先で、刺客に襲われる。 その場はデービッドの働きで刺客を撃退することができたが、ジョフリーは真剣に日本を出ることを考え始める。 何故ならその刺客は、ジョフリーが恐れている、子供時代に遭遇してしまった邪悪な秘密結社の一員、トーヤマが差し向けたものであると考えられたからだ…… ★感想。 これやばいッス。面白い! まだ1巻しか読んでないっつーのに皆さんに紹介したくて、つい感想書いてしまいました^^; ラルフ・イーザヴは『銀の感覚』から先に読んでみたんですが、前者も面白かったですけども、これの方が更に面白い予感♪ ラルフ・イーザヴはドイツのファンタジー作家です。っつっても、いかにもヨーロッパ的な指輪とかハリポタとかそれ系ではなくて、どりが共通点を感じたのは、宮部みゆきとか恩田陸とかでした。 このシリーズは、20世紀の歴史に沿って、フリーメーソンと「世紀の子」との戦いを描いたものです。20世紀の血塗られた歴史の裏には、邪悪なフリーメーソンの存在があった、という設定なわけで。 作者自身が、近現代史をとことん突き詰めてみたいという意図で書いたものなのだそうです。1巻では第一次大戦まで。最終巻で西暦2000年になる計算らしいですよ。 デービッドを日本生まれにしたことからも予想できますが、この先も日本がいっぱい出てくるそうです。ガイジンから見た、ちょっとズレた日本の描写も、(・∀・)ニヤニヤできて楽しい。 ところで、このシリーズ実は9巻まであります!!(ひー;;) が、図書館でヤングアダルトのコーナーに置いてあったくらいですから、字も大きいし、文章も読みやすいです。たまにふりがなふってあるしw 原書では4巻だそうですが。 とにかく、根気よく借りて(当然図書館で)読破します! 長崎出版の紹介ページ PR |
予想するの?
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