アレだ。
「スターウォーズ」の、エピソードⅠ～Ⅲみたいなもんですな。

いかにして、アナキン・スカイウォーカーは、ダースベイダーになったか？

いかにして、双六売りの又市は、御行になったか？

エピソードⅠ～Ⅲを見ると、エピソードⅣ以降を再見したくなるのと同じく、この『前巷説百物語』を読むと、『巷説……』～『後巷説～』を、読み返さなきゃ！という気になります。

というわけで、『巷説百物語』再読中……
http://www.kadokawa.co.jp/kyogoku/

また「遅。」って感じなんですが、今頃読みました。
恩田陸は最初に読んだのが『三日月は深き紅の淵を』だったというひねくれものσ(＾＾;)

これもご存じの方が多いと思うので、あらすじはパス。
感想としては、コレ、ホラーということになってますが、ホラータッチの学園ミステリって言った方がいいんでは？まず思いました。
謎は残るけれど、ラストには（ちょっと無理はあるけど）概ね解決されてますからねえ。

もちろんホラー的なドッキドキの超常現象的部分は何カ所かあって、特に文化祭初日の体育館での『呼びかけ』は怖かったー。
文章で読んでも怖いんだから、映像だったらもっと怖いんだろうなあ。
ってか、自分が参加してる生徒だったら、絶対途中でちびっただろう……

学園物としても秀逸だと思います。
いやあ青春っていいっすねえ。
そして秋くんは萌えです（笑）
http://www.shinchosha.co.jp/book/123413/

またしても遅。って感じですが。
読んだ方や映画を観た方が多いかと思いますので、あらすじはパス。

たまたま１０歳前後の男の子が主人公の小説を続けて読んだわけです。
そうだよなー、このへんの年頃だよな、運命とか、人生とか、そういう自分では如何ともし難い流れに気づくのって。
自分は、他者や、社会や、環境と結びついていてこその自分であって、それはときに不自由で理不尽なものなのだけれど、そこを生きていくしかないわけで。
運命を変えることが出来ないのなら、自分が変わるしかない。
自分は自分でしかあり得ない。
自我の確立と言ってしまえば簡単なんでしょうが、本人にとっては天地がひっくり返るほどのショックでもある。
うん。ワタルの選択はあれでいいのだと思います。

考え込んでしまいましたが、お話自体はゲームっぽい、場面転換の早い、楽しい＆萌え満載のエンタテイメントです。
美形キャラも多いっす（笑）
ゲームしてみたくなったです( ･ﾉｪ･)ｺｯｿﾘ
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200605-03/

ジャック・ライアンシリーズ４作目（多分）
映画化もされてます。

米ソの冷戦関係。
なんつーとノスタルジックな懐かしささえ覚える今日この頃。
世界の情勢がここ２０年ほどでどれだけ劇的に変化したかに思い至ると、
思わず...（　- -）ﾄｵｲﾒになっちまいます。

しかし、この本、現在の世界的緊張への示唆をも充分含んでいます。
テロリストグループによる核テロ。
大国同士の疑心暗鬼。
これが書かれた時代とは、国の名前や友好関係は変わっているとはいえ、現在だってあり得なくはない。
http://www.bunshun.co.jp/book_db/7/52/71/9784167527198.shtml