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【2024/04/26 10:25 】 |
西澤保彦『収穫祭』

★あらすじ
1982年8月。四国(多分)の過疎の村のそのまた過疎地域、首尾木村北西区では、区の住民と関係者14人が惨殺されるという、前代未聞の連続殺人事件が起きた。
その事件で生き残った3人の中学生と、たまたま北西区を訪れていた村の中学の教師は、川に流された外国人が犯人であると証言し、事件は被疑者死亡で一応の解決を見る。
しかし、その供述や、状況証拠には矛盾点が多く残された。

10年ほど経ち、大人になった生き残りの中学生たちは、それぞれのきっかけから、事件の記憶のあいまいさに悩まされるようになる。
しんどい思いをしながら記憶をたぐるうちに、あいまいさの理由、そして事件の真相が見えてきて……

★感想
すごい~~~~
なにがすごいって、伏線の張り巡らし方と、収束の勢いがすごい!!
うわ、そこでソレが関係してくんのか、うわーうわー!! みたいな箇所が山ほどありました。
伏線マニアとしては(;´Д`)'`ァ'`ァ な作品でございました。

犯人や(元)中学生たちの心の変遷に多少強引さを感じるところもありますが、さすが西澤さん、設定の鬼! 独特の黒い世界観にひっぱられてどんどん読んじゃいました(600p超を2日で読みました^^;)
いいのよ、少々強引だって! だってそういう世界なんだもんっ。それにこんなに面白いんだしっ。って感じ?

テーマは、
1)記憶の改ざん
2)エロス
3)青春
4)クローズドサークル(嵐の孤島とか雪の山小屋とかに代表される、閉鎖状況)
5)暴力と復讐心の連鎖
あたりかなと思います。
エロスはかなーり生々しくて、いささかアブノーマルなので(必要エロだと、どりは思いますが)苦手な方は心構えをしてからお読み下さい。

そして最後に判明する「収穫祭」の意味がっ……怖いよ怖いよ・゚・(ノД`;)・゚・

http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=101823

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【2008/02/01 10:40 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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