× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 |
戦争の話を読むのはつらいけれど、
目を逸らしてばかりはいけないものであると、思っています。 【あらすじ】 『遮断』は最末期の沖縄戦を舞台にしています。 沖縄人である主人公の少年は徴兵された部隊から脱走し、 部落の人たちが避難する亀甲墓へと帰ります。 しかし、脱走兵を受け入れる余裕はそこにはなく、 少年は、幼なじみの女性とふたりで、 すでに前線となっている部落へ戻るよう命じられます。 その女性は、避難の際、子供とはぐれてしまい、 その辛さの余り精神のバランスを崩していたため、 部落の人々にとってはやっかい者だったのです。 つまり、子供を捜しに行くという名目で、 その女性を、避難所から連れ出して欲しいと。 【感想】 古処氏の本を読むたびに暗くなるんですけど、 でも読みたいのです。 つらくて、とても一気読みはできないんですけど、 でもページをめくってしまう。 戦争の悲惨さってヤツは痛いほど伝わってくるし、 ミステリとしても、どんでん返しまで用意してあり、 最後までしっかり読ませます。 「未来を前借りした戦争」という言葉が印象に残りました。 正に、現在の沖縄はそうなってますよね…… http://www.shinchosha.co.jp/book/462902/ PR |
|
トラックバックURL
|
忍者ブログ [PR] |