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【2025/07/13 11:28 】 |
森奈津子『からくりアンモラル』

★あらすじ(表題作)
美少女姉妹の秋月(小悪魔)と春菜(優等生)は、それぞれクリスマスプレゼントに、チワワの子犬と、育成型ロボットをもらった。
秋月が子犬に飽き、虐待しはじめた頃、彼女に初潮が訪れる。
性に目覚めた秋月は、妹のロボット・ヨハネを性的な対象として見るようになる。

★感想
森奈津子さんの、SF性愛美少女短編集。要するに、美少女が出てくるSFエロ有。の作品ばかりが収録されています。
先日ご紹介した『西城秀樹のおかげです』よりは、大分シリアス、いえ、別人のようにシリアスです。痛かったり悲しかったりもします。
でも「愛」はあります。どの作品にも。様々な形ながら。
歪んでいても、愛は愛だなと。

あ、ストーリー的にはシリアス系が取りそろえられていますが、エロはさすが奈津子お姉様、どの作品も相変わらず濃ゆくて美しいです。
大変勉強になりました(←何の)。

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/20896.html

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【2008/02/07 17:41 】 | エンタテイメント | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
西澤保彦『収穫祭』

★あらすじ
1982年8月。四国(多分)の過疎の村のそのまた過疎地域、首尾木村北西区では、区の住民と関係者14人が惨殺されるという、前代未聞の連続殺人事件が起きた。
その事件で生き残った3人の中学生と、たまたま北西区を訪れていた村の中学の教師は、川に流された外国人が犯人であると証言し、事件は被疑者死亡で一応の解決を見る。
しかし、その供述や、状況証拠には矛盾点が多く残された。

10年ほど経ち、大人になった生き残りの中学生たちは、それぞれのきっかけから、事件の記憶のあいまいさに悩まされるようになる。
しんどい思いをしながら記憶をたぐるうちに、あいまいさの理由、そして事件の真相が見えてきて……

★感想
すごい~~~~
なにがすごいって、伏線の張り巡らし方と、収束の勢いがすごい!!
うわ、そこでソレが関係してくんのか、うわーうわー!! みたいな箇所が山ほどありました。
伏線マニアとしては(;´Д`)'`ァ'`ァ な作品でございました。

犯人や(元)中学生たちの心の変遷に多少強引さを感じるところもありますが、さすが西澤さん、設定の鬼! 独特の黒い世界観にひっぱられてどんどん読んじゃいました(600p超を2日で読みました^^;)
いいのよ、少々強引だって! だってそういう世界なんだもんっ。それにこんなに面白いんだしっ。って感じ?

テーマは、
1)記憶の改ざん
2)エロス
3)青春
4)クローズドサークル(嵐の孤島とか雪の山小屋とかに代表される、閉鎖状況)
5)暴力と復讐心の連鎖
あたりかなと思います。
エロスはかなーり生々しくて、いささかアブノーマルなので(必要エロだと、どりは思いますが)苦手な方は心構えをしてからお読み下さい。

そして最後に判明する「収穫祭」の意味がっ……怖いよ怖いよ・゚・(ノД`;)・゚・

http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=101823

【2008/02/01 10:40 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
我孫子武丸『狩人は都を駆ける』
★あらすじ
京都で細々と探偵事務所を営む私の元には、何故か動物絡みの珍妙な事件ばかりが持ち込まれる。事務所の向かいが動物病院なせいかもしれない。私自身は動物が苦手なのに、だ。

その動物病院の院長経由で持ち込まれたのは、ドーベルマンを人質に1000万円を要求する誘拐事件だった。飼い主の富豪の老婦人は、1000万円を出すのは構わないから、孫のために犬を取り戻して欲しいと言うが……(表題作より)

★感想
貧乏のあまりに、苦手な動物絡みの依頼ばっかりを引き受けてしまう、要領の悪い探偵さんの短編集。
動物がいっぱい出てきて楽しいんですが、ひたすらコメディってわけでもなく、きっちりハードボイルドです。犯人・依頼者双方のダークサイド部分もしっかり書き込まれてると思います。
特に表題作はスゴイよ。
そのあたり、さすが我孫子武丸さんだなあと思いました。
『人形~』シリーズなんかも楽しいラブコメ要素ミステリかと思いきや、結構残酷な部分とかもありますもんね。
必要ですよね、小説にはそういう部分。

ところでこの『狩人は~』の探偵さんは、謎のユーモア名作?『ディプロトドンティア・マクロプス』と同じ人なんだそうですが……( ̄□ ̄;)!! 『ディプロ…』の方は品切れ未定ですかっ!?

http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/26/56/9784163265605.shtml
【2008/02/01 10:40 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
森奈津子『西城秀樹のおかげです』

★あらすじ(表題作より)
風邪よりも感染しやすく、死亡率100%という恐ろしい疫病に蹂躙された地球で生き残った人類は、ただ二人の日本人のみであった。
ひとりは女学生趣味のレズビアンの女性。
もうひとりはドラァグ・クイーンの女王様の男性。
二人はお互いの倒錯趣味を深く理解し合いながら、人類が滅亡した新宿で楽しい生活を続けるが、そこに疫病を地球に持ち込んだ宇宙人がお詫びに現れる。
そして二人が生き残った理由には、西城秀樹が深く関わっていたことも判明して……

★感想
お笑い系百合小説をお得意になさっている森奈津子お姉様の、SFっぽい作品を集めた短編集ですの。
わたくし、ちょっとばかし事情がございまして、ここ数ヶ月ほど百合物の勉強をいたしておりますの。この本もその意図で図書館から借りたのでございますが……申し訳ございません、お腹が痛くなるほど笑ってしまいましたの。
病院の待合室(しかも産婦人科)なぞというところで開いてしまったものですから、笑いを噛み殺すのが大変でしたわ。だって、何をそんなに笑ってるんだろう、そんなに面白い本なのかな、って誰かに背後から覗き込まれたりしてごらんなさい、そこには濃厚な百合シーンが繰り広げられたりしてますのよ。

それにしても、こういう本が堂々と開架書庫に置いてある青森市民図書館て、なんて素敵。

ところで、感想を百合小説風の文体で書いてみたのですけれど……勉強の成果が少しは出てますかしら?(汗)
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/20772.html

【2008/01/28 11:49 】 | エンタテイメント | 有り難いご意見(3) | トラックバック()
菅野文『オトメン(乙男)』4

マンガなのでまたあらすじはおいときまして……

いやーりょうちゃんパパには悶絶ホロリとさせられましたし、新キャラの黒川くんもお耽美で結構ですし、多武峰くんのツン様ぶりにも萌えましたが、何より笑ったのは、りょうちゃんの水着……(げらげら)
http://www.s-book.com/plsql/com2_detail?isbn=9784592184171

【2008/01/09 15:54 】 | コミック | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
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