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★あらすじ
作家である「私」は、自宅の近所……京都の深泥丘付近を散歩している途中、目眩を覚えて深泥丘病院に駆け込んだ。 その病院に通いはじめてからというもの、不思議な出来事に遭遇するようになる。 私の妻は、その不思議な出来事たちについて、こう言う。 「あなた、こんなに長くこの土地に住んでるのに、知らないの? こんなの、この辺りじゃ常識じゃない」 そうなのか? 常識なのか? 私が知らなかっただけなのか? それとも……忘れしまったのか? 深泥丘病院の三つ子の眼帯医師、石倉も言う。 「この世にはね、不思議なことがあるものなのです」 そうかもしれない。実際こうして私は…… 不思議な出来事の記憶さえも、次第に曖昧に、ぼんやりと…… ★感想 新本格ミステリの旗手、綾辻行人さんの連作短編集です。ミステリじゃなく、怪談です。 新聞の書評にも出てたから、ミステリファンじゃなくとも、読んだ方も多いんじゃないかと思います。 怪談ですが……あんまり怖くないです(笑) いや、怖いシーンは怖いんですけどね。じわじわ寒くなっていったり、ドキハラしたりはもちろんできるんですが、オチが、何と言いましょうか……脱力系? こわーい怪談をお求めの方には肩すかしでしょうが、どりはとっても面白かったですー。 京都という舞台もいいですよね、日本一不思議が似合う土地かもですよ。あー、京都ならこういう不思議もあり得るかも、とか思ったり(いやそこまでは)。 9作収録されてますが、どり的には歯医者が舞台の「サムザムシ」が良かったなあ。何故かと言うと、今現在、せっせと歯医者通いしてるからです(泣) この連作短編、まだ連載は続いているそうなので、この先も楽しみ(・∀・) メディアファクトリーの紹介ページ PR |
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