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【2017/11/22 12:55 】 |
ホセ・ラトゥール『ハバナ・ミッドナイト』ハヤカワ文庫
 金融には全く疎いどりですが、この作品中の先物取引や、マネーロンダリングの説明調な部分には、結構ついていけました。ってことは、翻訳が良いのでしょう。ラストの真っ暗さには、溜息が出ました。このくらい徹底的に黒く書かないと、現在のキューバの実情を伝えられないのかもしれません。
「アイスクリームしか食べるものがない」「車を持っていても、ガソリンがなくて乗れない」等々、キューバの現状については、北朝鮮並みに怪しい風評が聞こえてきますが、当たらずとも遠からず。 

ノワールと謳ってるのに、主人公アリエル・ランダは、お馬鹿だけど素朴な良いヤツです。更に、金融の才能もあって男前。けれど、嵌められたまま結局救われません。嗚呼。

 きっと、キューバの多くの市民は、ランダのように、また彼の家族のように、また、ランダを助けたマヤ族の一家のように、善良で我慢強い人々なのでしょう。なのに、このすさまじい閉塞状況。

しかしこの状況は、アメリカの経済封鎖のせいだけではないと、作者は冷静に書いています。こんな本を書いちゃって、作者のラトゥールは大丈夫なんでしょうか。中南米のジャングルで、ランダのような目にあってないといいんだけど。
http://www.webdokusho.com/shinkan/0305/b_10.htm
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【2007/04/23 14:43 】 | 海外ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック(0)
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