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大好きな有栖川有栖なのに、2003年の出版物を、今頃読んでるってのは、
また図書館で借りたってことです(^_^; 講談社ミステリーランドなんで、さすがに買う根性なくて、 今頃になっちまいました。 しかし、ジュブナイルとはいえ、 さすが有栖川有栖、きっちりロジックでしたよ。 有栖川有栖のキャラ造形や文体はやわらかくて優しいから、 ジュブナイル結構向いているかもしれません。 作中に出てくる女流ミステリ作家の言葉なんですけど、 「小説家はひとりぼっちの孤独な仕事だから、 人からほめられた、けなされたと 喜んだり沈んだりしていてはだめ。 世界には自分と原稿用紙しかない、 と思って堂々と書きなさい」 この言葉だけで、読んで良かったと思ったっす。・゚・(ノー`)・゚・。 http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2705621 PR |
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戦争の話を読むのはつらいけれど、
目を逸らしてばかりはいけないものであると、思っています。 【あらすじ】 『遮断』は最末期の沖縄戦を舞台にしています。 沖縄人である主人公の少年は徴兵された部隊から脱走し、 部落の人たちが避難する亀甲墓へと帰ります。 しかし、脱走兵を受け入れる余裕はそこにはなく、 少年は、幼なじみの女性とふたりで、 すでに前線となっている部落へ戻るよう命じられます。 その女性は、避難の際、子供とはぐれてしまい、 その辛さの余り精神のバランスを崩していたため、 部落の人々にとってはやっかい者だったのです。 つまり、子供を捜しに行くという名目で、 その女性を、避難所から連れ出して欲しいと。 【感想】 古処氏の本を読むたびに暗くなるんですけど、 でも読みたいのです。 つらくて、とても一気読みはできないんですけど、 でもページをめくってしまう。 戦争の悲惨さってヤツは痛いほど伝わってくるし、 ミステリとしても、どんでん返しまで用意してあり、 最後までしっかり読ませます。 「未来を前借りした戦争」という言葉が印象に残りました。 正に、現在の沖縄はそうなってますよね…… http://www.shinchosha.co.jp/book/462902/ |
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あの方が死んでしまうなんて_| ̄|○
次巻で終わってしまうのね~って感じがひしひしして寂しくなりました。 そうか、ハリー達が大人になって、物語も終わるのね。 7巻に向けて一番気になるのは、やはりスネイプの動向ですかね。 評判の悪い学園ラブコメっぷりですが、私は結構楽しく読めました。 特にロンのアホっぷりが(笑 http://www.sayzansha.com/jp/books_harrypotter_disc.html#HARRY6 |
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伊藤比呂美さんの作品には、長いこと救われてきました。大学の現代詩の講義で出会って以来ですから この『河原荒草』は、長い散文詩です。“繁茂する植物”“死体”“セックス”“母性”という 例えば、 「ずぶりずぶりとぞうきんをバケツで洗うような音、ずるりずるりというぬるぬるしたものをこする音、 お判りでしょうか。エッチ音の描写です。 視点は、11歳の女の子。伊藤氏自身のアメリカ生活や、国際結婚の印象が語られているのかな~と なかなかサプライズでした。 |
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早速ですが、クイズでございます。 ① 生物学的に男性で、女装して女性と愛し合いたい人のセクシュアリティの分類は? ② 生物学的に女性で、男装して男性と愛し合いたい人のセクシュアリティの分類は? あくまで『両性具有迷宮』登場人物の森奈津子さんの解釈ではありますが、それぞれの答えは、 ① トランスセクシュアル・レズビアン ② トランスセクシュアル・ゲイ となるんだそうです。目からウロコでございます 森奈津子……ほう(・∀・)と思われた方は通でしょう。どりは勉強不足のために未読なのでございますが(読みたい~)、百合小説の分野で大変活躍なさっている作家さんです。西澤氏は、作家森奈津子氏とお友達なのだそうで、森氏の人間性やセクシュアリティの考え方に大変感銘を受けられ、キャラクター化なさったのでした。この『両性…』は『なつこ、孤島に囚われ』に続く森奈津子シリーズ第2弾です。 もうホント、目からウロコでございました。どりがジェンダーやセクシュアリティに無知で保守的だからなんでしょうが、全編に渡って新鮮な驚きに満ちあふれておりました。現在のどりにとって、この本はセクシュアリティの教科書とも言えます。なんたって02年度の「センス・オブ・ジェンダー特別賞」(ジェンダーSF研究会主催)を受賞しているのでありますよ。 ミステリ方面から分類すれば「SFバカミス」に入るのではないかと思いますが……だってだって、シロクマ宇宙人に、奈津子さんはじめ大勢の女子大生や女子高生がいきなり両性具有にされちゃうんですよ。実在の超売れっ子作家さんや漫画家さんが出てきて、濃~い会話を交わしまくるし(西澤氏が出てこないのが残念)、かなり笑えます。 ミステリ的にも面白いですし、ギャグも抱腹絶倒ですが、やはり魅力的なのは奈津子さんのキャラクターと、ジェンダーフリーな考え方。そしてそして、奈津子さんと大勢の女の子たちとのチャーミングなエッチシーンが盛りだくさん( ・ノェ・)コッソリ
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