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※最初にお断りしておきます。
敬虔なカトリックの方がもしこの記事に迷い込まれてしまわれました場合、回れ右された方がよろしいかと存じますm(__)m てか、そういう方はおそらくタイトルだけで引かれてるとは思いますけれど、念のため…… ★あらすじ バチカン奇跡調査官の平賀・ヨゼフ・庚と、ロベルト・ニコラス両神父は、奇跡申請の調査にアメリカの修道院に出向くことになった。 その奇跡とは尼僧の「処女懐胎」というカトリックでは絶対に認めることのできない内容のものであり、普通ならば姦淫を犯してしまった罪悪感からくる妄想であると一蹴すべき種類のものである。しかし、敢えてそれを調査に出向くように命じられたのは、その奇跡の裏に、バチカン=カトリックの暗黒面……派閥争いや金絡みの裏社会との繋がりなどが潜んでいると上層部が読んだからである。 ふたりは早速アメリカ南部のセントロザリオ学園へと飛んだが、到着早々、神父の殺人事件が起こり…… ★感想 神父さんて萌えですよね。何でだろ。 実際BLのキャラにしてらっしゃる方大勢いらっしゃいますもんねえ。 基本は『薔薇の名前』ですかね? ええ大好きです(笑) やはり腐の範疇ですか、この萌えは? 神父さんてだけで萌え要素は満載ですが、この作品の設定は更にすごい。 探偵役の平賀神父は、天才科学者で女顔の美青年、しかし生活能力は皆無。 ワトソン役のロベルト神父は長身の黒髪ラテン、古文書研究家(てかオタク)そして平賀が大好き。 扉絵のTHORES柴本さんのイラストがまた萌えを煽りますよ。床ローリングものですよ。 そんでもって舞台になる修道院には、付属学校まであるんですよう。もちろん全寮制男子高(;´Д`)'`ァ'`ァ 藤木稟さん、萌えキャラを作られるのが本当に上手いと思います。 藤木さんと言えばやはり「朱雀シリーズ」でしょうが、このシリーズの盲目の美青年探偵朱雀十五も萌えですよね! 性格が悪いあたりが特に。大戦前夜という時代設定も好きだ~。 と、萌え語りばっかりしてきましたが、ミステリとしても面白いです。もちろん。 殺人事件は、殉教者の死に様をなぞった神父連続殺人事件へと発展していきます。 ふたりの調査が進むにつれ、修道院の怪しさと謎もどんどん深まり、怪しいキャラも増えていき、ホラー的なドキドキも高まり、オチは藤木さんらしい、あっと驚く大仕掛け! あり得ない~! と思いつつも、ドキワクしましたー。 角川書店の紹介ページ PR |
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★あらすじ
ふたり暮らしの花岡靖子と美里母子は、しつこくつきまとう前夫を弾みで殺してしまう。当然自首を考える靖子だが、美里も殺人に荷担しているために踏み切ることができない。 そこへアパートの隣室に住む、高校教師で数学者の石神が突然やってきて言う。 「警察に届けるということなら、何もいいません。でも、もしそのつもりがないのなら、何かお手伝いできることがあるんじゃないかと思いまして」 靖子は、石神が自分に好意を抱いていることに気づいていたので、彼の申し出を受け入れる。 「事件が起きたことを隠すか、事件とお二人の繋がりを切ってしまうか、のどちらかだね」 「私の論理的思考に任せて下さい」 ★感想 今秋に映画化の、探偵ガリレオシリーズの長編。 石神とガリレオ湯川が、大学時代の学問仲間だったという設定です。 コレ、各賞総なめの名作なのでずっと読みたかったのですが、まずはシリーズの先行作品を読破しなければならないですし(マニアですから)そんなことしてるうちに文庫になるかもしれないし…… と思ってたですが、いつまでたっても文庫化されない~~(泣) 図書館で借りようとしても、いつ行っても予約が入ってる状況>< やっぱ人気あるんだなあ、諦めてハードカバー買うか……と思い始めていたんですが、なんといきつけの古書店で発見!! ああああ嬉しい。 さて。 上のあらすじだけで結構ドキドキもんだと思うんですが、これでも冒頭40pくらいをまとめただけなんですよう。 石神の仕掛けに振り回される警察、そして草薙刑事たちとは別ルートで真相に肉薄していくガリレオ湯川、というのが本筋です。非常に読みやすいんですが、内容はすごい濃いです。トリックや欺瞞が盛りだくさん。 ものすごい騙されました。丁寧にじっくり読む注意深い方なら何となく気づくのかもしれないですが、恐怖斜め読み女には最後まで全然わからなかったー! メイントリックの手がかりが意図的に隠されているから本格ミステリじゃないよ、という指摘もあって、マニア的には賛否両論だったりするらしいんですが、どり的には全然OKでした。だって面白いんだも。 ここまでがっつり騙されると、むしろ爽快。 それからなんつーか、このシリーズにしては文系的ってか、情緒的な作品だと思いました。 言ってしまいましょう、純愛物です。 人は、愛する人のために、どこまで献身できるのか? ラストシーン、どり的には○カチューより(ピカチ○ウにあらず)ぐっときたかもです。 文春の紹介ページ |
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★あらすじ(表題作より)
人気ライターの虻原が、マンションから転落死した。そのマンションには、長年虻原との確執を抱えた俳優が住んでいた。状況証拠はその俳優を犯人と指し示すように見えた。 しかし虻原は転落死の直前、雑誌の連載コラムに妙な俳句もどきを2首遺していた。「6人の女王にたずねるがいい」という謎のメッセージをつけて。 ★感想 悩めるシリーズ探偵、法月綸太郎の、星座をテーマにした短編集。この本には、牡羊座~乙女座の黄道十二宮前半星座6作品が収録されています。表題作は牡牛座がテーマです。後半星座もいずれ出るらしいです。 法月さん本人が、見返しの著者のことばでおっしゃってますように「六つの星座に六つの謎---気楽に読んで愉しめる、そして後にはいっさい何も残さない、そんな娯楽奉仕に徹したミステリー集」です。 うん、おっしゃる通り、シンプルにパズル的な推理を愉しめる短編集です。長編のように、どすぐろ~い気分になったり、ホラー的な描写も、悩める綸太郎も殆どありません。どの作品も、安心して推理に没頭できます。 どれもトリック的には目ウロコで、表題作も( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーって感じでしたが、頭の悪いどり的にはちょっと難しかったです><パズルの好きな方なら大喜びだと思いますが。 個人的には「ヒュドラ第十の首」(蟹座)が一番印象深かったかなあ。手袋の謎が解けた瞬間、うわーそういうことか納得ぅ、とハタと膝を叩きたくなる感じ(いや実際には叩いてませんけど)。 これはこれで面白いので後半星座も期待してお待ちしますが、でもやっぱり『生首にきいてみろ』みたいなずっしり黒いのがまた読みたいですよ。よろしくお願いしますよ(←誰に言ってる?) 光文社の紹介ページ |
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★あらすじ
小局系事務職OLロミ・品川は、上司に逆らってしまったため(正確に言えば殴りつけた)聞いたこともないような場末部署に左遷されてしまった。 その謎の部署「ZOKUDAM」は遊園地の地下にアジトを持ち、そこでなんと戦闘用ロボットを作っていた。 え、私? 私が乗るんですか? このロボットに!? しかし仕事は仕事、ロミは流されるまま、イケメンだけど天然でオタク目の新入社員ケン・十河と共に、何冊ものロボットのマニュアルを読み始めた…… ★感想 『ZOKU』の続編!?(しゃれにあらず)と思いきや、世界観やキャラや組織が同じだけのパラレルのようです。ですので、これだけ読んでも充分笑えます。『ZOKU』も面白かったけど、どり的には『ZOKUDAM』のゆるゆる感の方がナンボか好きかもです。 あらすじを読むとロボットSFのようですが、いや工学的な部分やらローテクな諜報戦なんかは、さすが森さん、妙にリアルですからSFとして読めないこともないんですが、どり的にはラブコメとして読みました。 ロミはケンのことを結構気に入ってたりするんですが、ケン的にはロミをちょっと変だけど頼りになる面白いお姉さん、としか見ていない。その二人の認識の齟齬と、ロミの妄想が非常に面白い。 ロミが所属するZOKUDAMは一応正義の組織という設定(設定です)になってます。ってことは悪の組織も存在するわけです。そちらの組織は「TAIGON」という名前で、そこにも男女cpがいて、日々ラブコメ的日常を繰り広げていたりします。 その二組のcpをゆるゆる描いたラブコメ……って言っちゃっていいかな?(汗) 光文社の紹介ページ |
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沢木と愉快な仲間達の、ハセガワさん奪還の大活劇inおフランス、といった感じの巻です。
ブルゴーニュが舞台なんですよう。うふふふふ。ブルゴーニュで『もやしもん』ときたら、絶対ワインネタに決まってます。 しかも沢木たちは、ワイン蔵元のお嬢マリーと、ひょんなことから知り合っちゃうのです。のんべにはたまりまへん。 マリーん家のピノ・ノワール旨そうだなあ…… ……いやいや、酒の話だけじゃなく、ストーリーも面白かったです。 割と感動したり、ときめいたりできる巻です。 もちろん、菌も大活躍! そしてとうとう、美里がハセガワさんを押し倒しましたよ!!(・∀・) 講談社の紹介ページ |
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