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【2025/07/12 18:28 】 |
綾辻 行人, 有栖川 有栖, 歌野 晶午, 大倉 崇裕, 佳多山 大地, 黒田 研二『川に死体のある風景』
“川に死体”をお題とした、6人の作家によるミステリ・アンソロジーです。

アンソロジーって結構好きなんですよぅ。
今まであんまり読んだことのない作家さんの作品が読めるし。
この人ってこういう作風なんだー、他のも読んでみよう、と思えたら大ラッキーですし。

この本は綾辻氏有栖川氏歌野氏の名前に釣られて買ったのですが、他の作家さんのも面白かったです。
評論家だと思ってた佳多山氏が小説書いててびっくりしたら、これが初創作なんだそうです。
なかなか楽しい作品でした。

どれも面白かったですが、特に大倉氏のがどりは好きでした~。
川ミステリというよりは、山ミステリだから?(^_^;
http://www.tsogen.co.jp/np/detail.do?goods_id=3543
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【2007/04/23 15:47 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
小森 健太朗『Gの残影』
小森健太郎氏の著書は「思想的な教養が必要だ」というイメージがあり、これまであんまり読んでおりませなんだ。
しかし、文藝春秋MMは、じわじわ読破したいと思ってるので、入門編と思い、挑戦してみました~

ウーン、予想通り難しかった(笑)

シンプルな密室殺人がありますし、歴史上の謎をへの解もありまして、その辺は
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェーヘェーって感じでした。

しかし、思想的な部分ではやはり「???(汗)」でした_| ̄|○
読む方の、教養が足りないのですよ……

でもですね、解らないなりに面白い。
「???」と思いつつも、飛ばさずに読んでしまう。
この本は、20世紀初頭の帝政ロシアで流行した神秘思想をテーマにしています。
この時代のロシアで、こういう思想が流行っていたってのも、知らなかったので(スミマセンm(__;)m)それを知っただけでも新鮮だったです。
ロシア革命あたりって、歴史的にも興味あるし。
ワカランなりに面白かった、とは言えます。

「???(汗)」状態の無教養な主婦を、それでもぐいぐいと衒学的に引っ張って読ませてしまうってのは、やはり小森氏の文章力なんでしょうなあ~
http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/21/71/9784163217109.shtml
【2007/04/23 15:41 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
篠田真由美『聖女の塔』
そーか、あと3冊でこのシリーズ、終わってしまうのだな…
キャラクターが成長していくシリーズが、終わりに近づいていくと、なんか寂しい。
でも、クライマックスに近づいている雰囲気満載で、ドキドキしました。
もうすぐ、京介自身の謎も明らかになるのね……'`ァ'`ァ'`ァ(;´Д`)'`ァ'`ァ'`ァ

この作品には、ミステリ的どんでん返しは少ないですが、カルト宗教や悪徳訪問販売等、社会問題的仕掛けが面白かったです。
それに、いつもながら篠田先生の作品は、建築物や風景の描写に緊張感があり、目の前に孤島の焼け跡風景が立ち現れました。

それからそれから、この作品もまた、二次創作したくなるBLっぽさがたっぷりでした(‘m‘)ウフ
(↑しませんけど)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1824961
【2007/04/23 15:39 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
森博嗣『εに誓って』
山吹くんのお姉さんのご趣味についての話が
一番面白かった……(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ


以下僅かにネタバレ







叙述トリックだということに、
最後まで気付かなかった……
森先生が上手いのか、
私が鈍いのか……(^_^;


http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1824856
【2007/04/23 15:37 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
西澤保彦『両性具有迷宮』(双葉文庫)

早速ですが、クイズでございます。

 ①     生物学的に男性で、女装して女性と愛し合いたい人のセクシュアリティの分類は?

②     生物学的に女性で、男装して男性と愛し合いたい人のセクシュアリティの分類は?

 あくまで『両性具有迷宮』登場人物の森奈津子さんの解釈ではありますが、それぞれの答えは、

①     トランスセクシュアル・レズビアン

②     トランスセクシュアル・ゲイ

となるんだそうです。目からウロコでございます

 森奈津子……ほう(・∀・)と思われた方は通でしょう。どりは勉強不足のために未読なのでございますが(読みたい~)、百合小説の分野で大変活躍なさっている作家さんです。西澤氏は、作家森奈津子氏とお友達なのだそうで、森氏の人間性やセクシュアリティの考え方に大変感銘を受けられ、キャラクター化なさったのでした。この『両性…』は『なつこ、孤島に囚われ』に続く森奈津子シリーズ第2弾です。

  もうホント、目からウロコでございました。どりがジェンダーやセクシュアリティに無知で保守的だからなんでしょうが、全編に渡って新鮮な驚きに満ちあふれておりました。現在のどりにとって、この本はセクシュアリティの教科書とも言えます。なんたって02年度の「センス・オブ・ジェンダー特別賞」(ジェンダーSF研究会主催)を受賞しているのでありますよ。

  ミステリ方面から分類すれば「SFバカミス」に入るのではないかと思いますが……だってだって、シロクマ宇宙人に、奈津子さんはじめ大勢の女子大生や女子高生がいきなり両性具有にされちゃうんですよ。実在の超売れっ子作家さんや漫画家さんが出てきて、濃~い会話を交わしまくるし(西澤氏が出てこないのが残念)、かなり笑えます。

  ミステリ的にも面白いですし、ギャグも抱腹絶倒ですが、やはり魅力的なのは奈津子さんのキャラクターと、ジェンダーフリーな考え方。そしてそして、奈津子さんと大勢の女の子たちとのチャーミングなエッチシーンが盛りだくさん( ・ノェ・)コッソリ
http://www.futabasha.co.jp/?isbn=4-575-50997-3

 

 

 

 

【2007/04/23 15:19 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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