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【2025/07/14 18:33 】 |
石田衣良『池袋ウエストゲートパークⅣ 電子の星』

★あらすじ(表題作)
山形から出てきた引きこもり少年テルに、池袋で消えた親友キイチ捜しを依頼されたストリート探偵マコト。キイチの部屋からは身の毛もよだつ人体損壊DVDが発見される。このDVDは、キイチの実家の口座に振り込まれた大金と関係しているのか?

★感想
何年遅れてるんだよってな感じですが、『IWGP』マイブーム(←この単語も古いか?)中です。萌え萌えです。いいじゃないか遅れてたって、今も続いているシリーズなんだしさ(開き直り)
文体と展開のキレとスピードもさることながら、石田衣良さんて、キャラ萌え要素、本当に上手いと思う~。
究極の俺様系、キング・タカシもカッコイイ。
純情893のサルくんもカッワイイ。
でも、やっぱマコトだよ! 
萌えのあまり、雑記ブログの方にマコト絵描いてしまいました。イメージが崩れるのが嫌な方は見ないで下さいねんm(__;)m

それと、文庫版の千住明さんの解説が、作中音楽からの切り口で書かれていて、とても面白かったっス。

http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/22/39/9784163223902.shtml

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【2007/09/13 13:46 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
太田忠司『月読』

★あらすじ
その世界では人が死ぬとそのそばに「月導(つきしるべ)」というものが出現する。「月導」のカタチはオブジェや絵画、岩や植物などの物質だったり、虹や雨などの自然現象だったり、香りや温度などの感覚的なものだったり様々だが、それらには一様に、死者の臨終直前の思いが込められている。その思いを捉えることのできる特殊能力の持ち主を「月読(つくよみ)」と言う。
 うらぶれた地方都市の結浜市に住む高校生克己は、クラスメートの炯子の家で起きた殺人と放火事件に巻き込まれ、否応なく調べる羽目になり、その過程で自らの出生の秘密に触れることになる。
 結浜市警刑事の河合は、姪が殺された強姦殺人事件と、炯子の家の事件の調査を進めるうちに「月読」の朔夜一心と知り合う。一心は捜査協力の代償として、子供の頃に失われた結浜市での記憶と、行方不明の育ての親の捜索を河合に依頼する。
 克己と河合、そして朔夜は炯子の家の焼け跡で出会い、殺人事件の被害者の月導を読み……

★感想
月導ってヤツはいかにもダイイングメッセージとして役に立ちそうな感じですが、月読が読み取った月導の情報は、裁判などの証拠にはならないんだそうです。数日で消えてしまう場合もあるという設定ですし。作品中の事件でも、月導の情報は手がかりではありますが、ミスリードでもある。この「月導」というパラレル設定に早いうちに慣れないと読み難いかもしれませんが、でも、とても美しい話です。キャラも美形が多く、青春要素もあります。
ラストには、作品中にちりばめられていた大小の謎が、一つの真相が明らかになることで、一気にスッキリしますので、カタルシスはなかなかのものです。
でも、朔夜の秘密(楽しい方の秘密)は別に無くてもいいんじゃないか……とかちょっと思ってしまった( ・ノェ・)コッソリ
http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/23/69/9784163236902.shtml

【2007/08/29 10:15 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
石田衣良『池袋ウエストゲートパーク』

★あらすじ
おれはマコト。地元の工業高校を出たあとは、池袋西口のお袋の果物屋を手伝ってる19歳。いわゆるストリート系ってやつだ。腕っ節も学歴も自慢できたもんじゃないし、大きなチームに所属しているわけでもないおれだけど、ほら、夏に話題になったストラングラーってヤツ、知ってるだろ。そうそう、連続女子高生絞殺未遂魔。あいつをとっ捕まえるのに一役かってから、どうも池袋のトラブル・シューターとかいうやつにまつりあげられてしまったらしいんだ。おれ本人にはそんなつもりは全くないのにな。
それでも、この町の平和のためには、次々にやってくる無理難題を片づけないわけにもいかない。トラブル・シューターとしてのおれの武器は、まずは人脈と情報網とフットワーク。もちろん、回転のいい頭。それから、ちょっとばっかりの勇気と正義感ってやつかな。

★感想
すいません、また今更読んでます。遅いです(汗)雑誌で何編か読んではいたのですが、本でこのシリーズ読んでなかったんですよぅ。書き下ろしも入っているし、面白かった・゚・(ノД`;)・゚・ 続きもちゃんと全部読もう。
「おれたちが学んだほとんどのことは、ストリートの学校で学んだ」(本文より)
マコトは萌えですよ。10代の小娘の頃にこんなカッコイイクールな男の子が近くにいたら、絶対惚れたと思うー。
そして良く言われることだけど、文体。いいよね~。クールでシンプル。あらすじで真似してみたけど、全然だめだ……_| ̄|○

http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/17/99/9784163179902.shtml

【2007/08/29 10:11 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』

★あらすじ
大学受験を控えたある雪の日、県内随一の進学校、私立青南高校3年2組の8名は、他の誰もいない校舎に閉じこめられてしまう。その非現実的な状況を8人は、誰かの精神世界に閉じこめられたと解釈する。
そして彼らを閉じこめたのは、2ヶ月前の文化祭最終日、屋上から投身自殺をしたクラスメートではないかと思い至る。その亡くなったクラスメートが、何らかのメッセージを、もしくは恨みを伝えたくて、彼らを呼び寄せたのではないか?
しかし、8人はその自殺したクラスメートのことを思い出せない。名前も、顔も。たった2ヶ月前のことなのに、記憶を消されたように、彼、または彼女のことを忘れてしまっていた。
もしかしてこの8人の中に、この精神世界を造っている「ホスト」がいるのだろうか?
それならば、それは誰なのか? アイツか? あの娘か? それとも自分なのか?
彼らは、必死に自殺したのは誰なのか思い出そうとし、その自殺には自分も責任があったのだろうかと思い悩み……

★感想
8人は仲良しグループのメンバーなのですが、思い悩むうちに、互いに知ることのない自己の暗部を自らほじくり返す羽目になります。その8種類の悩みは、おそらく多くの人が青春時代に遭遇する悩みです。イタタタタ、という部分に何度となく遭遇しました。そういう意味で、青春小説としても秀逸だと思います。
もちろんミステリとしても面白いです。誰が自殺したクラスメートなのかは途中で何となく分かってしまいましたが、それでもどんでん返しはあります。ちょっとそれは無理が、ってな部分もなきにしもあらずですが、なんせデビュー作(メフィスト賞)ですしね、どりは許します(えらそう)。ホラー的ドキドキ感もなかなかですし。
そして文章が上手い! 特に前半。つられそうな予感(笑)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1823752

※申し遅れましたが、各冊薄いですけど上中下三分冊です(汗)

【2007/08/12 15:39 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
はやみねかおる『ぼくと未来屋の夏』

★あらすじ
自然がいっぱいの髪櫛町に住む小学校6年生風太は、夏休み直前のある日、100円で知りたい未来を教えてくれる、未来屋の猫柳さんに出会う。
なぜか風太の家に居候し始めた猫柳さんは、髪櫛町に伝わる怪談「神隠しの森」「首無し幽霊」「人魚の宝」に興味を持ち、夏休みの自由研究として、風太と共に調べ始める。
子供は入ってはいけないと言われている神隠しの森に入り込んだ風太は、言い伝え通りの幽霊に遭遇するが、助けに来てくれた猫柳さんの調査で、怪談は全く予想もしない過去の出来事を示唆し始める……

★感想
さすがジュブナイル作家だ! これはミステリーランドでも安心して子供さんに読ませられると思います(そもそも児童向シリーズのはずですが)
大人が読むとあまりに現実感が無い、なんてちょっと思ったりもするかもですが、どりは大丈夫でした。怪談の真相が「京極堂的」壮大さです。
それから、猫柳さんのキャラが良いです。いかにも子供好きの優しくて賢い名探偵のお兄さん……ではありません。女好きで意地悪で大人げないあたり、そして自転車のネーミングがヽ(゚д゚ヽ)トッ!!(ノ゚Д゚)ノテモ!!ヽ(゚∀゚)ノイイ!!
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2705664

【2007/08/11 18:49 】 | 児童文学 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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