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【2025/07/08 20:41 】 |
石田衣良『池袋ウエストゲートパーク』

★あらすじ
おれはマコト。地元の工業高校を出たあとは、池袋西口のお袋の果物屋を手伝ってる19歳。いわゆるストリート系ってやつだ。腕っ節も学歴も自慢できたもんじゃないし、大きなチームに所属しているわけでもないおれだけど、ほら、夏に話題になったストラングラーってヤツ、知ってるだろ。そうそう、連続女子高生絞殺未遂魔。あいつをとっ捕まえるのに一役かってから、どうも池袋のトラブル・シューターとかいうやつにまつりあげられてしまったらしいんだ。おれ本人にはそんなつもりは全くないのにな。
それでも、この町の平和のためには、次々にやってくる無理難題を片づけないわけにもいかない。トラブル・シューターとしてのおれの武器は、まずは人脈と情報網とフットワーク。もちろん、回転のいい頭。それから、ちょっとばっかりの勇気と正義感ってやつかな。

★感想
すいません、また今更読んでます。遅いです(汗)雑誌で何編か読んではいたのですが、本でこのシリーズ読んでなかったんですよぅ。書き下ろしも入っているし、面白かった・゚・(ノД`;)・゚・ 続きもちゃんと全部読もう。
「おれたちが学んだほとんどのことは、ストリートの学校で学んだ」(本文より)
マコトは萌えですよ。10代の小娘の頃にこんなカッコイイクールな男の子が近くにいたら、絶対惚れたと思うー。
そして良く言われることだけど、文体。いいよね~。クールでシンプル。あらすじで真似してみたけど、全然だめだ……_| ̄|○

http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/17/99/9784163179902.shtml

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【2007/08/29 10:11 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』

★あらすじ
大学受験を控えたある雪の日、県内随一の進学校、私立青南高校3年2組の8名は、他の誰もいない校舎に閉じこめられてしまう。その非現実的な状況を8人は、誰かの精神世界に閉じこめられたと解釈する。
そして彼らを閉じこめたのは、2ヶ月前の文化祭最終日、屋上から投身自殺をしたクラスメートではないかと思い至る。その亡くなったクラスメートが、何らかのメッセージを、もしくは恨みを伝えたくて、彼らを呼び寄せたのではないか?
しかし、8人はその自殺したクラスメートのことを思い出せない。名前も、顔も。たった2ヶ月前のことなのに、記憶を消されたように、彼、または彼女のことを忘れてしまっていた。
もしかしてこの8人の中に、この精神世界を造っている「ホスト」がいるのだろうか?
それならば、それは誰なのか? アイツか? あの娘か? それとも自分なのか?
彼らは、必死に自殺したのは誰なのか思い出そうとし、その自殺には自分も責任があったのだろうかと思い悩み……

★感想
8人は仲良しグループのメンバーなのですが、思い悩むうちに、互いに知ることのない自己の暗部を自らほじくり返す羽目になります。その8種類の悩みは、おそらく多くの人が青春時代に遭遇する悩みです。イタタタタ、という部分に何度となく遭遇しました。そういう意味で、青春小説としても秀逸だと思います。
もちろんミステリとしても面白いです。誰が自殺したクラスメートなのかは途中で何となく分かってしまいましたが、それでもどんでん返しはあります。ちょっとそれは無理が、ってな部分もなきにしもあらずですが、なんせデビュー作(メフィスト賞)ですしね、どりは許します(えらそう)。ホラー的ドキドキ感もなかなかですし。
そして文章が上手い! 特に前半。つられそうな予感(笑)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1823752

※申し遅れましたが、各冊薄いですけど上中下三分冊です(汗)

【2007/08/12 15:39 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
竹本健治『キララ、探偵す。』

★あらすじ
立体偶像研究会(要するにアイドル研究会)に所属する、オタク系大学生乙島侑平の元に、親戚のマッドサイエンティストからモニタ用の新製品が送られてくる。何とその新製品とは、美少女メイドロボット「キララ」。ドジっ娘でブリっ娘のキララに、侑平はすっかり参ってしまう。しかし、そのキララには夜の顔があり、セクサロイド用のスイッチが入ると女王様キャラ「クララ」に変身してしまうのだ。クララは女王様なだけではなく、ロボットとしての記憶力や馬力、明晰な頭脳で、侑平が巻き込まれる奇妙な事件をも解決していく。
という短編集。

★感想
これが奇書『ウロボロス』シリーズの竹本健治さんが書いたものとはねえ~
(ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
大笑いしました。あ、でも『ウロボロス』もシャレは利いてるなあ。ギャグもいっぱいあったし。
キララちゃんカワイイです。しかし、クララ女王様がナイスです。なんと言っても、言葉責めのテクが素晴らしい。とっても勉強になりました(←何の)
メイド好きな方にはもちろん激お勧めです。
あ、ミステリとしても面白いですよ、モチロン。

http://www.bunshun.co.jp/book_db/3/25/54/9784163255408.shtml

【2007/07/13 17:33 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
愛川晶『巫女の館の密室』
☆あらすじ
美少女代理探偵シリーズ。
女子高生探偵(お父さんが元名刑事なんだな)愛は、
アッシー(死語?)の刑事桐野と共に、奥会津の山中にある、級友の別荘を訪ねる。
その別荘のインカ帝国の神殿を模倣した離れでは、10年前密室殺人事件が起きており、
当時は自殺として処理されたが、関係者は未だに他殺であったのではないかと
疑問を抱いている。
愛は調査を進めるうちに何かを掴んだらしいが、
その愛が桐野に真相を告げないうちに失踪してしまい……

 ☆感想
おお、そう来たか!その密室トリックは、確かに新しいかもしれん。
 ……と言っても、2001年の作品ですが(^_^; 
愛川晶さんの長編読むの初めてなんですが、
シリーズ物の3作目(多分)から手を着けてしまったです。
1作目が図書館になかったんだも。(蹴)
でも、充分面白かったです。
愛ちゃんや桐野さんが住んでるのが仙台だし、事件の舞台は会津なので、
地理的にイメージしやすいってのは、なかなか楽しいっス。
それから作中に出てくる、インカ帝国についてのうんちくが面白い。
そして、愛ちゃんと友人との、女子高生らしくナマナマしい会話が
とても参考になりました(←何の)
http://www.kobunsha.com/top.html
【2007/06/26 16:49 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(1) | トラックバック()
森博嗣『イナイ×イナイ』

☆あらすじ
森博嗣の新シリーズ。(Xシリーズってどういう暗示なんだろ)
今シリーズも登場人物は違ってるし、舞台は東京だけれど、世界は一緒です。

美術品鑑定と探偵を生業とする「椙田事務所」へ、佐竹千鶴という美女が調査依頼に訪れる。
「私の兄を捜して頂きたいのです」
都心に建つ広大な佐竹家の大邸宅の地下牢に、その兄は20年以上も閉じこめられているという。
独裁者であった父の死を期に、その兄を探し出したいという依頼だった。
所長の椙田が留守のため、助手の小川令子(元大企業の社長秘書)と真鍋瞬市(芸大生)が調査に乗り出すが、佐竹家の遠縁だという有閑探偵鷹知が首を突っ込んできたりして、コトは一層ややこしくなってくる。
そして、正にその地下牢らしき場所で、殺人事件が起こる……


☆感想
おお。なんか舞台設定が古典本格じゃん!
今シリーズの探偵はこの人かー。へー。
椙田氏は、シリーズ通してこうやってつかず離れず外側を周回しているような立場なのかなー。
それとも、椙田氏が"彼女"から逃げ回り続けるのかなあ?
トリックが、森氏にしては珍しく文系チックかも。パズルではあるけれど。

すいません(^_^;ネタバレになりそうで、漠然としたことしか書けません。
とにかく良い雰囲気ではあるとは申し上げておきます!
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1825313

【2007/06/25 15:28 】 | 国内ミステリ | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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